大河ドラマ『江』 第24話「利休切腹」

イカン…2日経ってもまだ泣けてくる…。
しばらく「J●N」の余韻引きずるな~…、こりゃ。

その前にあった『江』の内容もよく思い出せない感じですが(苦笑)、とにかく纏めねば。
今週は「利休切腹」という回ですが、まだ利休は生きています。

小田原平定で、天下統一を完成させた豊臣秀吉は、徳川家康の関東への転封(この言葉でよかったっけ?)を言い渡します。
この偶然によって、江戸は日本の中心となり、東京は後に首都となってしまうんです。

結局、いまだに謎とされる「利休切腹事件」。
この大河では殆ど石田三成に泥を被せていますが、三成はこうして秀吉の泥を被り続けてきたんでしょうね~。

もちろん、戦国武将は脳ミソが筋肉だったワケではありません。
そんなヤツ、腕に自身があって首級をあげたって、すぐ横取りされますからね。

豊臣政権の官僚として実務をこなしてきた三成が、秀吉の死亡後武断派と対立していくのはあとの話です。

さて、この利休、三姉妹には厳しい中にも温かな視線を送り続けますが、天下人・秀吉に対してはどこか見下した態度を取り続けます。
この利休の弟子は本当の文化人ばかりですからね。

いつの間にか、石坂浩二さんに「人を見下す」イメージが付いていたのですが、某鑑定団などでも横の人の300倍くらいの知識がありながら、ひけらかすところも諌めることもなく、すごくとっつき易いのがご本人の本質なんですよね~、きっと。

千利休は弟子の茶人たちの尽力で偉人として名を残しますが、何と言っても当代の名人…いや、桃山文化の天才・長谷川等伯筆の肖像が残っていることが大きいと思います。
あれは日本の肖像画の中でも傑作でしょう。