2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『源氏物語の基底と創造』①

結構、『源氏物語』に対する論文を読むようになって、かなり面白かったのが伊藤博著作の 『源氏物語の基底と創造』でした。 難しいことを更に難しく書いているものが多い学術書の中で、まあまあ読み易い方です。 (すごく読み易いとは言わない) 中でも秀逸な…

『源氏物語、<あこがれ>の輝き』④

この本の中で「宇治十帖」はまず『日本書紀』からの宇治という土地の説明から入ります。 仁徳天皇の即位に至る傷ましい逸話です。 その神聖な宇治に住む、悲運の親王を父に持つ大君と中君…。 東宮であった兄宮の対抗馬に立てられたゆえに不遇に陥った彼女た…

『源氏物語、<あこがれ>の輝き』③

この本で特に優れているのが、紫の上への考察です。 北山は現在の金閣寺が建っているところで、鎌倉時代から室町時代始めには『源氏物語』に擬えた テーマパークが造られました。 北山で発見された彼女はまだあどけないばかりの少女で、聡明ではあったものの…

みんな負けたぁーっ!!

J2は上位が殆ど負けました。 セレッソは岐阜に、湘南は徳島に、仙台は直接対決で甲府に、ヴェルディは横浜FCに敗れました。 鳥栖も昨日、直接対決で水戸に敗れ7位後退です。 いや~、暑さでしょうかね? 水曜あったのが、キツかった? お陰様で1位との…

『源氏物語、<あこがれ>の輝き』②

六条の御息所は源氏と会う前から深い挫折を味わっていたのでした。 彼女がプライドを保っていられたのは、華やかな文芸サロンの女王として君臨していたからです。 これは、他の本に書いてあったんですが、当時というか…いつの時代もどんなに多くの荘園を持っ…

鳥栖は完勝!!

今日は横浜FC戦でした。 仕事帰りに横浜直行の予定だったんですが、腰痛が再発してしまい今日は自宅観戦でした。 …ってスカパーe2中継やってねえ!! まあ、気を取り直して…。 シュート数が7―3というかなりシブイ内容でしたが、とりあえず快勝おめでと…

『源氏物語、<あこがれ>の輝き』①

本日紹介するのは、ノーマ・フィールドの『源氏物語、<あこがれ>の輝き』です。 本書は『天皇の逝く国で』の著者であるノーマ・フィールドが20年も前に纏めたものを「源氏物語千年紀」に当たって翻訳されたもの(2008年)です。 『源氏物語』は主人公の光源…

小田原落城

今週の『天地人』は『天下統一』の回でした。 いやあ、面白かったですね~。 秀吉と家康の人間模様がとってもよく表現されていたと思います。 特に政宗の参陣のときの二人の表情が秀逸でした。 政宗の焦燥感もよく表現されていましたし、兼続との絡みも面白…

ヨッシャー!!

仙台との上位対決を2―1で競り勝ちました!! 鳥栖は変わらずの6位ですが、上位がコケたので昇格圏内3位と8点差になりました! 岸野さん、喜んでたねー! 鳥栖は先制した試合に負けはないとはいえ、前半終了ギリギリでリャンの素晴しいフリーキックで追い…

『すぐわかる 源氏物語の絵画』

源氏絵と呼ばれる屏風や画帖や扇絵が中世から近世にかけて大量に作られました。 中世の始めには源氏絵の虎の巻のようなものがあって、各巻のどの場面を描くのかが決められていたようですが、全巻を網羅する画帖などの大事業ではそれぞれ新しい試みがなされて…

『名将の采配』

今週の『名将の采配』は、真田昌幸でした。 真田幸村のお父さん…。 『風林火山』で出て来た真田幸隆の三男です。 佐々木蔵之介演じた幸隆には二人の子供が出て来ましたが、あの二人とも戦死してあの後に生まれた この昌幸が家督を継いだわけです。 いやあ、…

ついに…解任

ついにシャムスカ監督の解任となりました。 非常に残念です。 もうどうせ4点しかないんだから、1年でJ1復帰(&記録塗り替え)に目標を切り替える道もあったんじゃないかなあ…。 去年、広島に行ったけど、ウッカリ首位攻防の1戦になったこともあったけど…

政宗登場!!

『天地人』はいよいよ伊達政宗の登場でした。 松田龍平カッコイイね~。 甘いマスク系じゃないイケメンで、某ゲームから抜け出たみたいですよね。(ゲームやらないからよく知らんけど…) 歴女のおねーさんも納得の出来でしょう、これは。 しかし、ここへ来ての…

鳥栖は6位です!

鳥栖は快勝で、6位に上がりました。 危なげない勝利でしたし、山瀬がいなくても大丈夫そうでよかったです。 トジンがこのまま計算出来ればいいね…。 今日は、J2の天王山 セレッソVSベルマーレがありました。 スゴイ試合でしたね~。 セレッソのPK以外…

鳥栖は8位…

昨日、J2があるの全然忘れていた…。 そしたら、速報が携帯に入って、気が付いたら分けていた。 う~ん。セレッソとなら何回やっても勝てそうなのにな~。 やっぱりいつもどおり「弱き」を援けてしまうのだろうか? ここで、中位グループで落ちるのかツライ…

『散華―紫式部の生涯』

すこしご無沙汰しておりました。すみません。 今日、紹介するのは杉本苑子著『散華―紫式部の生涯』です。 物語は少女の紫式部が先祖の墓参りするところから始まります。 シンデレラガールとなったその人への思いから、紫式部の果てしない思考はスタートしま…

鳥栖は結局7位…

昇格圏内には勝ち点11差で5位のグループにいます。 このまま行けば…、と欲が出ちゃいそうです。 さすがに1~4位が失速してきましたね。 セレッソも湘南も前程じゃなくなったし、仙台はまだ固まってないし、J2では小瀬パワーもさほどではないし…。 ヴェル…

マイクは今日もゴール

今日も鳥栖は快勝でした。 3口だけ買ったBigがこの欄だけオール2(つまりアビ勝ち)になっていて「当たらやんけー!!」と 憤りましたが、その通りになりました。 特に今日の3ゴールはどれも展開が高度で、鳥栖のレベルアップぶりがひしひしと伝わります。 …

『シュガーベビー』つづき

『シュガーベビー』で言い足りなかったこと。 大人になって読み直して、作者自身が神話世界を再構築したことが理解するようになって、このマンガを 読む目も大分変わりました。 「指環物語」や「ハリーポッター」と同じようにして創られたのですが、天界の様…

『シュガーベビー』

これ程手に入らない本の紹介は正直気がひけるのですが…。 アマゾンでもBookoffでも検索したけど在庫なかったし…。 今日紹介するのは、『シュガーベビー』です。 遙か昔連載されていた少女マンガをいきなり紹介するのは、昨日からの流れです。 「人はなんで生…

トルストイ民話『人はなんで生きるか』

5000人記念はトルストイの『人はなんで生きるか』です。 レフ・トルストイは『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』などの大作を残したロシアの文豪です。 彼は後期(転回後という)、宗教的で道徳的な作品を残すようになります。 その中のひとつが「トルストイ…