2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『キリクと魔女』解説

さて、今日はこの映画の解説に話を移します。 難しい話から入りましょう。 最初に書いたようにこの物語は「小さ子」説話に由来します。 不思議な霊力を持って産まれた「小さ子」がトリックスターとして人間に知恵と文化を授けるお話です。 キリクの泉を取り…

『キリクと魔女』

3000人突破記念の今回は私のオススメのアニメを紹介します。 1本だけ、私が墓に持って行くアニメを挙げるとすれば『キリクと魔女』です。 『キリクと魔女』はミシェル・オスロ原作・脚本・監督のフランスのアニメで 日本にもジブリによって2003年に配給…

サボリがちです…

昨日は人身事故で電車が止まり、1時間以上帰宅が遅れてしまいました。 現場検証が長引いているとかで、音楽聴いていて状況を把握してなかった為に切り替えが遅れてしまい、 そのまま待ってました。 私はそれでも他の線に乗り換え出来る駅で足止めされていた…

勝ちました!!

あんな雨の中、戦った選手もお客様もお疲れ様です。 長良川競技場は水はけ悪いんだよね。特にメイン側…。 その後観たJ1のフクアリとか水溜り全然なかったよね。 6列目から(笑)は屋根あるし。(前、雨の日見たとき6列目でギリギリセーフだった) やっぱ…

『武士の台頭への段階』―15

ここで、泰子の同母兄の忠通が喪に服したのかはよく分からないのですが、 その後の展開から言って喪中であったと思います。 喪よりも、頼長にとって鳥羽法皇と自分を繋ぐ唯一の存在であった高陽院の死は政治的な痛手だったのでした。 美福門院は言わずもがな…

『武士の台頭への段階』―14

ウッカリ手が滑って、「木曽義仲一代記」になだれ込みそうになってしまった…。 義仲の話だと「武士の台頭」になってしまうので、路線を修正します。 源義賢殺害のニュースも頼長にはそれどころではありませんでした。 失効した内覧宣旨を再び受ける必要があ…

『尼門跡寺院の世界』②

『尼門跡寺院の世界~皇女たちの信仰と御所文化』展の続きです。 出家した彼女たちは当然、修行に明け暮れる日々を過ごします。 その信仰の日々を物語るものとして「血書般若心経」などがあります。 落とした髪を文字に縫いつけた掛け軸は尼僧的だと思います…

『尼門跡寺院の世界』①

上野の東京芸術大学大学美術館に『尼門跡寺院の世界―皇女たちの信仰と御所文化』 を見に行ってきました。 政治の中枢に生き、血生臭い政争の渦中にいた古代の皇女たちも、孝謙女帝とその姉妹たちを最後に政争から遠ざかり、平穏な人生を生きるようになりまし…

『武士の台頭への段階』―13

それではこの大蔵館事件と呼ばれる事件について、少し触れておきましょう。 源義賢は頼長に別れを告げた後、東国へ向かいました。 それはちょうど、関東に地盤を固めていた義朝が京都での仕官の為に戻った頃と時を同じくします。 義朝は三浦氏の女との間に儲…

『ある公爵夫人の生涯』

『ある公爵夫人の生涯』を観て来ました。 これは、スペンサー伯爵家からデヴォンシャー公爵家に嫁いだジョージアナの波乱に満ちた生涯の 本当の物語です。 物語は18世紀末から19世紀初頭にかけてのイギリスで、主人公のジョージアナは1757年生まれですから、…

負けてしまった…

すぐに退場者出たから、イケると思ったのにな~… 全然カサにかかって攻めれないもんね~…。 モタモタしてたら、スカッとやられて…。しかも追加点…。 他はすごく妥当な結果でしたね。 セレッソに4点獲られるくらい普通普通。 ここにきてJ2は強いチームと、…

今度はレッドクリフです

ついに『レッドクリフⅡ~未来への最終決戦~』を観てきました。 いやあ…スゴかったですねえ…。 メインである「赤壁の戦」がとんでもなく長かったけど、退屈しませんでした。 監督は見せ所が分かっているというか、エンターテナーだな、という感じです。 スト…

『ホームレス中学生2』

「ホームレス中学生」は映画も、もちろん前のテレビも観ました。 …原作は読んでませんが(笑) 映画はテレビと違っていて、キングコング西野(フルネーム知らん)が演じる兄貴が周りに謝りまくっていて「そうだろうなあ…、精神的に一番上がツライだろうなあ…」と…

「御館の乱」が終りました

大河ドラマ『天地人』は最初のヤマ場「御館の乱」が終焉しました。 景虎の最期はよく分かりませんでしたね。 華姫もカワイそうでしたが、子どもがカワイそうでしたよね。 その時代は、他国の同盟締結は場合によっては脅威となりましたから、その同盟(この場…

う~、引き分け…

徳島戦、引き分けでした。 室の負傷発表の前に赤星の負傷があって、昨日になって「室が全治3週間」だったんで、どうなることかと思ったけど、そういや浅井ですもんね。 試合経験ないキーパーじゃなかったんで(思わぬ層の厚さだね)結構安心して観てられまし…

『エンプレス』~運命の戦い

こっちを目当てで行ったんですけど、なんというか… 『エンプレス』は「エンペラー」の女性形。 そういえば、チャン・ツィイーの『女帝~エンペラー』という映画があったけど、あれこそなんで女性形にしなかったんだろう?と思ったけど…。 話は戦国時代、燕と…

レッドクリフじゃありません

桜が舞い散る中、シネマート六本木に映画を観に行ってきました。 お目当ては『三国志』と『エンプレス』です。 さて1本目はアンディ・ラウの『三国志』です。 レッドクリフⅡじゃありません。 主人公は蜀の英雄・趙雲子龍。もちろんアンディ・ラウが演じます…

『武士の台頭への段階』―12

近衛天皇の霊を寄せた巫女の口から驚くべき事実が明らかにされました。 自分が眼病を患って終に崩じたのは、愛宕護山の「天公(てんぐ)像」の目に誰かが自分を呪詛して釘を打ったためだというのです。 鳥羽法皇が使者を愛宕護山に下して検分させたところ、そ…

『武士の台頭への段階』―11

部屋の窓から見える桜もキレイです。 ウチは方角によっては限定されるので、写真ナシで失礼します。 さて、つづきです。 近衛帝崩御の後、権力の分散を恐れた美福門院ははじめ、 皇女・暲子(のちの八条院)への践祚を考えていました。 しかし、皇位継承に対し…

満開ですね~…

どこもかしこも桜が咲いています。 今日ですっかり満開になりました。 市長選挙の投票にギリギリで行ったんですが、投票所までの桜も満開で、昼に来ればよかった…と後悔… 結局、J2は連勝が全部ストップしました。 セレッソは殆ど「勝ち」だってけど、荻ク…

ヤッター!!

鳥栖勝ちましたーッ!! もっと実のあるインタビューしてー! 自画自賛する岸野監督の言う通り、「逆転されて、逆転し直すのは強い証拠」ですが、 本当にいい、面白い試合でした。 岡山戦から内容はよかったけど、今日は見応えあったね~。 がっぷり四つって感…

『武士の台頭への段階』―10

あ、こんな時間…ヤバイ。 続きです。 近衛天皇崩御の時の鳥羽法皇を取り巻く人物です。 ここで、もうひとり鳥羽天皇の近臣が登場します。 彼の名は藤原通憲。 藤原南家の傍流の出身で父・実兼(しかし実兼って名前多いね~)の早世に伴い、高階経敏の養子とな…