2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『武士の台頭への段階』―1

このまま『南北朝』のまとめに入るべきか、かなり悩んだんですが、 せっかく「木曽義仲」の名前を出したので、このまま源平時代へ入ることにします。 木曽義仲に触れるには、その父・源義賢のことから始めなくてはなりません。 そして、『源平時代』を語るに…

『天地人』というか…

このまま、『木曽義仲』について突っ込んで行こうか、とも思ったんですが、書き出しが『保元の乱』のキッカケから入らないといけなくて、2日留守してもまとまらなかったんで短い話から…。 樋口兼光が斬られる前に木曽義仲は粟津で討たれました。 源義経軍が…

『天地人』

さて、『天地人』も来週ヤマ場がやって来ます。 非常に楽しみですね。 『源平時代』についてまとめながら見ていて気付いたのですが、直江兼続は婿養子になる前は、 というかドラマでは今なんですけど「樋口兼続」ですよね。 樋口、樋口、樋口兼…と言えば「樋…

『以仁王』―10

「以仁王」生存説を否定しているのかと言えばそうではありません。 この事件には謎が多いのです。 そもそも陰謀発覚当時「土佐配流」の決まった皇子が戦の最中とはいえ、首を斬られたということに 不自然さを感じます。 脇腹に矢が刺さって落馬したのであれ…

『以仁王』―9

宇佐氏は代々一子相伝で『口伝書』と『備忘録』を受け継いできました。 故・宇佐公康氏は宇佐宗家として兄弟もおらず、最後に残った男系で、自分の死とともに『口伝書』等の内容が歴史の闇に埋もれてしまうことを惜しまれて、公表に至ったのでした。 彼の著…

『以仁王』―8

二位尼は予てから決めていたのです。 「主上の御供に参るなり」 と。 つまり、天皇も神器も沈めてしまうことが前提で、その供をしようと思っていたというのです。 これは、その前の知盛の「見苦しきものどのをば、皆海へ入れて」の言葉に符合します。 安徳天…

『以仁王』―7

安徳天皇にも生存説があります。 平家一門と共に山奥へ落ち延びたという平家落人伝説や、安徳天皇個人の身代わり説などです。 そもそもなぜ、清盛の妻である二位尼時子は安徳帝を抱いて入水したのでしょうか? 敵が身近に迫ったことによるパニックであるとも…

『以仁王』―6

義経は平泉に逃れたことによって、源頼朝に多大な利益をもたらします。 ひとつは義経の指名手配が全国に行き渡ることで、 後の鎌倉幕府の支配体制が全国に及ぶための命令系統が確立したことです。 つまり、義経は日本で初めての全国指名手配となったのです。…

『以仁王』―5

しばらく「以仁王」から外れます。 さて、いよいよ源義経の登場です。 本来「生存説」と言えば、この人が本家のように言われています。 義経に全然興味のない私でさえ、「蝦夷説」「大陸説」と知っているくらいですから恐れ入ります。 義経の人生について今…

『以仁王』―4

反平家の動きは治承4年(1180年)8月の頼朝の挙兵、9月の義仲の挙兵と続きます。 翌・養和元年(1181年)閏2月、平清盛の突然の死から平家の栄華に陰りが見えたと言われます。 まあ、実際はその年の初めの、高倉新院の死が大きかったと思います。 平滋子…

『以仁王』―3

さて、本の内容に戻りますと、発端は著者が一巻の巻物と出会ったところから始まります。 持ち主は旧家で、その家の嫡男だけにこの巻物を代々引き継いできたということでした。 それはその家の系図にまつわる内容のようでした。 その解読を頼まれた著者がカナ…

カメラ忘れた~

昨日はたくさんの方においでいただき、ありがとうございました。 私は冬空の横浜で代表戦を観戦しておりました。 この時期のナイターはいくら防寒具を持って行っても寒いことにかわりないですよね。 もう、なんでナイターなんだろ…? まあ、結果はご存知の通…

『以仁王』―2

源三位頼政は清和天皇を祖とする多田源氏の流れで、平家の世にあって生き残った数少ない源氏のひとりでした。 「保元の乱」では後白河天皇方に、「平治の乱」では清盛方に与しましたが、格別な恩賞もなく、60歳を過ぎての昇殿を許され、ゆっくりと三位まで…

『以仁王』―1

南北朝、大変だったよね~…。 いや~、大変だった。 ホントに大変だったよ。 6、7冊の本を読みながら進めてたんだけど、体調崩してからは『皇子たちの南北朝』を まとめるだけになっちゃって最後の方はちょっと不満が残ります。 仕事の合間に本を読みなが…

ドラマ『警官の血』

いや~、深かったですね~。 2代目の吉岡クンがかなりよかったんで、心配でしたが(…)伊藤英明クンもよかったですね。 まあ、一番カッコよかったのは佐藤浩市さんですけど…。 でも、負け続けるかと思われた一家なのに、大逆転するラストは胸がすく思いでし…

ドラえもんの秘密(笑)

なんか、タイトルに気を使ってたワリに大丈夫そうなんで、そのままいきます。 そうして、しずちゃんと「のび太」は結ばれました。(『しずちゃんの秘密』より) 45年後の「のび太」は今も変わらずに妻への愛を捧げているようです。 ムリもありません。 『ム…

しずちゃんの秘密・後編

それから月日は流れ、「出来杉」クンは私立中学に進み、東大進学率の高い高校へ、「のび太」クンは あまり出来のよくない公立又は私立の高校へ、しずちゃんは私立のお嬢様高校へと進学しました。 高校でも「出来杉」クンは勉強一本などということもなく、同…

しずちゃんの秘密・前編

昨日…つか一昨日は一体なんだったんだ? 1000カウント記念をこんなに急ぐハメになって大変驚いております。 しかし、インフルだから…(笑) ブログ解説時から1000記念のタイトルは決まっていたので、最近の連載からちょっと遠ざかるけど、そのままいきます。…

南北朝時代の皇子たち―17

もう二度と「詳説 日○史図録」については書くまい…(笑) 1000カウント間に合うのか…?! 写真は阿蘇山火口です。 五条頼元は懐良親王の成人にあたって、阿蘇氏の恵良(えら)惟澄に、これからは何事も親王自身に 「伺い申し入れ」ることなどを書き送っていま…

南北朝時代の皇子たち―16

懐良親王は北方謙三氏の『武王の門』があるからいいや(読んでないけど)、とも思ったんですが、 後村上天皇について洩れてしまった話があるので、続けることにします。 懐良親王は二条為道の女を母に元徳年間ごろ生まれました。 母親は宗良親王の従兄弟です…

やっぱりカッコイイーvvv

今週の『天地人』は織田信長祭りでした。 難アリかな?と思ったセリフもちゃんとしてたし、ホントカッコよかった!! こんなに『魔王』が似合う信長はいないね。 ホント、池上遼一の劇画から抜け出たみたいだ…。 このとき、兼続は14歳ですかあ…。 しばらく妻…