2008-01-01から1年間の記事一覧

南北朝時代の皇子たち―2

永らくお待たせしました。続きです。 …続いてないけど。 後醍醐天皇の誕生は兄・後二条天皇の早世によるものでした。 それはあくまで中継ぎとして、後二条天皇の皇子である邦良親王に譲位することを 条件とされていました。 その中で後醍醐天皇の皇子たちは…

すみません

サボリがちです。 久々に奥から出した『皇子たちの南北朝』を読みふけってしまいました。 護良親王についてもうちょっとかかりそうです。 お待ち下さい。 年末の特番で、前にご紹介した橋田寿○子の『源氏物語』が再放送されます。 TBS系で、30日と31日の…

南北朝時代の皇子たち

やっぱり南北朝は反響薄かったですねぇ…。 なんだかずっと具合悪くて、昨日は頭痛ヒドくて寝込んでてサボリました。 今日になってコンタクトレンズを逆に付けてたのに気付いてしまった…。 3日間もそれでやってたなんて…、アホだ(-.-;) とりあえず興味ないの…

祝!!500人突破!!

おかげさまで訪問者も500人を突破しました。 ありがとうございます。 今日は500人突破記念として、私の人生に最も影響を与えた本の中の一冊を紹介します。 多分当時の私は歴史は好きで、その頃ヒマを持て余していて家から4km離れた中央図書館まで行って、…

怪人二十面相!!

昨日は書くことがなかったので、サボってしまいました。 M-○のことまで書くと「幅拡げ過ぎだな」と思ったけど、ゲストに来ていたMリノスのN澤選手見て 「来れないようにしてやればよかった…」とか思ってしまったよ。 (前日J2に負けて、生放送のバラエ…

負けてしまった…

あっさり、負けてしまった。 天皇杯です。 仕方ないと言えば、仕方ないけど…、マリノスは全然研究してなかったんだから、 もうちょっとなんとかならなかったかなあ…。 やっぱりね、格上と勝負するには、点は取られちゃいけないんだよ。 あのとき、1-0で折…

『日本男子物語』

今日、紹介するのは柴田錬三郎作品の『日本男子物語』です。 柴田錬三郎といえば、『眠狂四郎』が有名です。 私は市川雷蔵のファンで、もちろん『眠狂四郎』シリーズが一番有名な俳優ですが、 私がもっとも好きな作品は『斬る』で、これも柴田錬三郎の『梅一…

FWのはなし

マルキーニョスの鹿島残留がほぼ確定したようです。 今年は得点王ということもあり、評価が高くてよかったです。 う~ん…ヴェルディに来たときはいくつだったのかなあ? 日本に来た当時からすごく愛想のいいコで、その向こうに座っている選手に手を振ってる…

三浦一族

今日、紹介するのは永井路子著『執念の家譜』です。 永井氏の専門の鎌倉幕府創世期の話で、主人公は三浦光村。 三浦義村の次男です。 三浦氏はその名の通り、三浦半島を本拠地とする豪族で、源頼朝の挙兵の当初から付き従っていました。 頼朝が鎌倉に幕府を…

三国志絵巻!!

先日、紹介した『PROMISE』という映画は、主演だけでなく、 衣装やセットなどにも日本人スタッフが関わっていました。 物語の象徴である華鎧を始め、たくさんの衣装と小道具などをデザインしたのが、正子公也氏です。 元々と言いますか、イラストレーターで…

大河ドラマ

いや~、終わりましたね。 篤姫の静かな最後と遡っていく回想シーンは涙涙でした。 勝さんも歳とってよかったのでは?…という疑問を抱きつつ、感動の中に幕を閉じました。 あと、疑問といえば、西郷と大久保の最期はやっといて、和宮がナレーションだけだっ…

斎宮のお話-2

次に挙げるのは、斎宮女御と呼ばれた徽子女王です。 醍醐天皇の皇子・重明親王の子で時代でいうと、前回の恬子内親王と当子内親王の ちょうど間というところでしょうか。 八歳で宣旨を受けてから、十七歳で母・寛子が亡くなって帰京するまで、 斎宮としての…

斎宮のお話

斎宮について、もう少し書きたかったので、 『内親王ものがたり』では敢えて触れなかった内親王を紹介します。 まずは恬子内親王。 文徳天皇の皇女で、斎宮として伊勢に赴きました。 ここまできても、ピンとこない方が多いでしょうが、 『伊勢物語』の「斎宮…

入れ替え戦

いやー、面白かったですね~。 仙台はいつも通りの戦いでしたね。 入れ替え戦の戦い方もあったと思うんですが、それが仙台の美学なんですよね。 ヤマハスタジアムの中で、「ベーガールータ仙台♪」の歌声がずっと響いていました。 ラストの梁のフリーキック。…

『内親王ものがたり』-2

独身天皇の擁立により、また皇位継承問題が持ち上がります。 幸いその時は、血を見ることなく、井上内親王の夫が光仁天皇として即位します。 当然、井上内親王が皇后となり、息子の他戸親王が皇太子となります。 まさに幸せの絶頂と言えるでしょう。 しかし…

『内親王ものがたり』

701年に制定された大宝令で、我が国に中国の制度が取り入れられました。 それまで、王・女王と呼ばれていた天皇の子は「親王」と称することになり、 皇女は別に「内親王」とも呼ばれ、そちらの方が定着しました。 後代、経済維持が難しくなって、親王・内親…

和宮

大河ドラマもいよいよ大詰めです。 ヒロインたちが明治をどう生きたのか、ラストがとても楽しみです。 今回の大河ドラマの成功は何と言っても主役ですが、私は個人的に和宮がとても良かったと思います。 以前、フジでやった『大奥』では安達さんが演じまして…

300記念!!

山/川出版パワーで、思ったより早い300突破になり、焦ってます。 しかし、予定通りに今回は私が今までで一番泣いた映画を紹介します。 先日の『容疑者云々』も号泣でしたが、私の中の一番はこちらです。 『PROMISE』 2006年公開のチェン・カイコー監…

終わった…

終わりましたね。 もうビックリでした。 0-2で負けてた千葉がバス乗って降りたら、4-2になっているんですもの…。 名将って、魔法を使えるのね。 千葉のみなさん、本当におめでとう。 来シーズンは途中で監督消失マジックを見ないように気をつけて下さ…

カタイ…

携帯で下書きしているのですが、 パソコンにむかっているときと何か違って、文章がどんどんヨソ行きになってしまうんですが…。 ちょっと、時間なくて誤字確認してないんですが、 みんな漢字で覚えてて、ちょっと感心しました。 すずめ100まで踊り忘れず、だ…

『中世炎上』―2

承久の乱は、後鳥羽上皇が北条義時追討の院宣の許に打倒鎌倉幕府の兵を挙げたことから始まります。 政子の弟である執権の義時にダーゲットを絞ったことは、ナカナカのものでしたが、 鎌倉方は仲間割れすることなく朝廷軍を討ち敗りました。 有名な政子の大演…

『中世炎上』―1

今日、紹介します『中世炎上』は瀬戸内寂聴さんが出家する前に瀬戸内晴美として、 『とはずがたり』を題材に書いたものです。 この作品に出会ったのは、高校生の時で多分、中世史に興味を持っていた関係で 手に取ったのだと思います。 源平争乱の武家社会ブ…

『夕顔の謎を解く』

今日、ご紹介する藤島由子著『夕顔の謎を解く』は 『源氏物語』の薄幸のヒロインである夕顔について多角的に検証したものです。 ざっと夕顔について語りますと、 ある日、乳母のお見舞に長屋町を訪ねた光源氏はそこで、美しい女君に出会います。 その頃、年…

結局、風邪です…

一ヶ月記念も何も出来なかった…。 鳥栖は仙台に勝ってしまった(J2リーグです) いよいよ分からなくなってしまった、と言うか、 どうせ「あそこで徳島に落としてなければなあ…」という結果に100パーなるでしょう!! 大丈夫、仙台は落ち着けば大丈夫。 内容悪く…

風邪をひきました

前回、現世一の主張のように執念を込めてうったのが災いしたのか、ついに風邪をひいてしまいました。 今日は家に注文したパソコンが届いたというのに、開けることも出来ない…。 一昨日から、何だか体中の筋肉が痛くておかしいな…と思っていたんですよ。 さて…

200記念…まだだけど。

ブログを始めてひと月になろうとしています。 お蔭様で200人近くの皆様にお越し戴き、深く感謝しております。 今回、ご紹介いたしますのは、…いや、紹介なんておこがましいのですが。 永い歴史を誇る少女漫画『パタリロ』について、今回は語らせていただきま…

またサッカー

先週末の試合で我が鳥栖は昇格争いから見事に退いてしまいました。 マリノスも勝ったし、鳥栖VSマリ3連戦てことにならなくてよかったです。 天皇杯に照準を置いていたらカッコイイんだけどね。 あとひとつ勝ってさえくれたら、鳥栖には大金の賞金が貰えて…

恋歌 その2

前回、紹介した『女たちの恋歌』で、特に興味をひかれるのは飛鳥~平城にかけての万葉の歌人たちでしょう。 きら星のような歌人たちの中で、特に心惹かれるのが、但馬皇女です。 「人言を繁み言痛み己が世にいまだ渡らぬ朝川渡る」 許されぬ恋の中、中傷に耐…

恋歌

今日紹介するのは、吉原幸子著『女たちの恋歌』です。 弟橘比売から岡本かの子までの恋に生きた日本女性の情熱を歌(和歌)から紹介したものです。 この本の特徴はなんと言っても、歌の意味が詩人である作者によって詩になっていることです。 普通の和歌の本…

『不滅の女たち』マルゴ王妃からコレットまで

『不滅の女たち』は中学生の時に教室の図書として置いてありました。 その頃の私はまだ女性史に興味もなく、美しい装丁に惹かれて手に取ったのでした。 秦早穂子著のこの本は副題通り、「マルゴ王妃からコレット」までの世界史を彩った女たちの 生涯が美しい…