ボルゲーゼ美術館展②
書き忘れがちょいちょいあったので(ベルニーニのことばっかりだったので)続きです。
メインのラファエロの「一角獣を持つ貴婦人」は修復がよほど良かったのか、肌の質感がとてもよかったです。
丸みのある赤みがかった頬なんか「貴婦人」というより「乙女」といった感じで、生の肌はキラキラしていました。
それから、レオナルド・ダ・ビンチの「レダ」の模写があったんですが、模写ながら足元の花々の細密画がとてもキレイでした。
それを見ていたので、長谷川等伯の金碧画の花々で、すぐダ・ビンチが浮かびました。
あと見所は特別出展の「支倉常長像」です。
ま~…派手!(笑)
桃山時代の武士の装束って、こんなに絢爛だったのかとビックリします。
日本画でも確かに派手な模様が描いてはあるけど、油絵のしかも等身大の肖像画はスゴイです。
(金箔貼れないから、けっこう苦労した感じだった)
上記はミケーレ・ディ・リドルフォ・デル・ギルランダイオの「レダ」と「ルクレツィア」です。
黒バックのこれらは手軽な売り物だったろうと思われます。
ボッテチェリが「ヴィーナスの誕生」のヴィーナス部分だけ黒バックで何枚か残しているのと同じでしょう。
「レダ」(右)の憂いをふくんだ色気がたまりません。
そして、ゲラルド・デッレ・ノッティの「スザンナと老人たち」。
美女スザンナの沐浴を覗き見た老人たちが情欲してしまうオハナシで、聖書の中での数少ない色っぽい題材でたくさんの絵画が残っています。
今まで見たどの作品より、スザンナの姿勢が抜群です。
チョー必死という感じ。
こんな風に名前を知らない画家でも秀作が揃っています。
いい作品は時間をかけて見て下さい。
~4/4まで。東京都美術館にて。
メインのラファエロの「一角獣を持つ貴婦人」は修復がよほど良かったのか、肌の質感がとてもよかったです。
丸みのある赤みがかった頬なんか「貴婦人」というより「乙女」といった感じで、生の肌はキラキラしていました。
それから、レオナルド・ダ・ビンチの「レダ」の模写があったんですが、模写ながら足元の花々の細密画がとてもキレイでした。
それを見ていたので、長谷川等伯の金碧画の花々で、すぐダ・ビンチが浮かびました。
あと見所は特別出展の「支倉常長像」です。
ま~…派手!(笑)
桃山時代の武士の装束って、こんなに絢爛だったのかとビックリします。
日本画でも確かに派手な模様が描いてはあるけど、油絵のしかも等身大の肖像画はスゴイです。
(金箔貼れないから、けっこう苦労した感じだった)
上記はミケーレ・ディ・リドルフォ・デル・ギルランダイオの「レダ」と「ルクレツィア」です。
黒バックのこれらは手軽な売り物だったろうと思われます。
ボッテチェリが「ヴィーナスの誕生」のヴィーナス部分だけ黒バックで何枚か残しているのと同じでしょう。
「レダ」(右)の憂いをふくんだ色気がたまりません。
そして、ゲラルド・デッレ・ノッティの「スザンナと老人たち」。
美女スザンナの沐浴を覗き見た老人たちが情欲してしまうオハナシで、聖書の中での数少ない色っぽい題材でたくさんの絵画が残っています。
今まで見たどの作品より、スザンナの姿勢が抜群です。
チョー必死という感じ。
こんな風に名前を知らない画家でも秀作が揃っています。
いい作品は時間をかけて見て下さい。
~4/4まで。東京都美術館にて。