#絵画

「クラーナハ展―500年後の誘惑」

東京上野の国立西洋美術館に、『クラーナハ展』を観に行きました。 前々からチラシとかで知っていたんですが、行く予定はなくて、科学館行くついでに行くことにしました。 クラーナハ…昔は「クラナッハ」って呼んでいたけれど、いびつな身体のヴィーナスとか…

『ボッテチェリ展』

上野の東京都美術館に『ボッテチェリ展』を観に行きました。 旅行前、2月のアタマに。 2回目も行く予定なんですが、友人からの返信メールが来ないので、いい加減UPします。 (結構、検索ワードで<ボッテチェリ>が上なのでね…) 平日ですが、結構混んでまし…

ボッテチェリとルネサンス―フィレンツェの富と美―

渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムに『ボッテチェリとルネサンス』展を観に行ってきました。(10日前に…) いや~、ボッテチェリ来ますね~! 今回は忘れられたこの画家の多くの作品を含め、実にたくさんの聖母子像が来ています。 そんなにいいものばかりでな…

「京都―洛中洛外図と障壁画の美」

東京国立博物館に「京都―洛中洛外図と障壁画の美」展を観に行ってきました。…先月。 一番目を惹くのが、色も鮮やかな舟木本()です。 桃山文化の最高峰と言っていい、この洛中洛外図屏風は岩佐又兵衛の筆によるもので、天下泰平を享受する京都の人々の活気に…

プーシキン美術館展

横浜美術館に『プーシキン美術館展』を観に行きました。…2週間前、と言うか横浜戦の前に。 この展覧会は当初、2011年4月から行われる予定でしたが、東日本大震災での原発事故で美術館側が難色を示し、中止になったものです。 まあ、何とか行われることにな…

『レオナルド・ダ・ヴィンチ展―天才の肖像』

東京都美術館に『レオナルド・ダ・ヴィンチ展』を観に行きました。(今日じゃないよ) 「日本におけるイタリア2013」のひとつで、前のラファエロ展に続くもので、この後の秋の西洋美術館でのミケランジェロ展へと続きます。 レオナルド・ダ・ヴィンチの「アト…

『ラファエロ』展

国立西洋美術館に『ラファエロ』展を見に行ってきました。 6月2日までなんで、チョー混んでましたね。 上の≪大公の聖母≫が目玉なんですが、ラファエロいっぱい来てましたね~! 若い時の≪父なる神、聖母マリア≫なんかも、すでにラファエロっぽいです。 中…

大エルミタージュ美術館展―世紀の顔・西洋絵画の400年

国立新美術館に『大エルミタージュ美術館展』を観に行きました。 エカテリーナⅡ世のコレクションを元に作られたこの美術館は、世界でも有数の所有量を誇る美の殿堂です。 そこから、ルネサンス以来の400年にわたる絵画だけを持ってきた展覧会で、自然に西洋…

『レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想』展

渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムに『レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想』展を観に行ってきました。(今日ではないよ) この展覧会のメインは何と言っても、日本初公開の「ほつれ髪の女」(ずっと、“ほつれ毛”だと思っていたよ…汗)です。 そして、ダ…

『ボストン美術館 日本美術の至宝』展

東京国立博物館平成館に「ボストン美術館日本美術の至宝」展を観に行ってきました。 幕末の動乱から起こった新政府は本来の日本美術を軽んじるだけでなく、旧勢力に対して経済的困窮をもたらしました。 名家と呼ばれた家に伝わる家宝は売られ、散逸していっ…

没後120年 ゴッホ展

国立新美術館では『ゴッホ展』をやっています。 私は二十歳の頃からゴッホが好きで、ゴッホグッズとか本当にハイテンションになります。 その頃ゴッホが「人が幸せになる絵を描きたい」と願ったことを知り、くしくもオルセー美術館で、ゴッホの名品の数々に…

上村松園展

金曜日は埼スタの前に国立近代美術館の『上村松園展』を観て来ました。 80点もの松園作品を一同に観れるこの機会、逃せません。 …しかし、最終迫っていたせいか、平日にもかかわらずすごい人でした。(もっと早く行くべきだった><) さて、展示の方は大体年…

安田靫彦展 歴史画誕生の軌跡

先週のサッカー観戦のついでに、川崎市市民ミュージアムに寄って、『安田靫彦展 歴史画誕生の軌跡』を観て来ました。 安田靫彦は明治17年生まれで、新しい日本画を模索していた時代にあって早くから活躍していました。 特に歴史画へのアプローチに特徴があ…

ボルゲーゼ美術館展②

書き忘れがちょいちょいあったので(ベルニーニのことばっかりだったので)続きです。 メインのラファエロの「一角獣を持つ貴婦人」は修復がよほど良かったのか、肌の質感がとてもよかったです。 丸みのある赤みがかった頬なんか「貴婦人」というより「乙女」…

ボルゲーゼ美術館展①

この日、最初に行ったのは東京都美術館の『ボルゲーゼ美術館展』でした。 目玉はなんと言ってもチラシでも使われているラファエロの「一角獣を持つ貴婦人」です。 謎の多い名画で、長い間貴婦人は大きなマントを着て、一角獣は塗りつぶされていました。 修復…

長谷川等伯展

ようやく有給使って国立博物館に行って来ました。 (外で「佐賀物産展」やってて、ウロウロしましたが、なぜか「佐賀錦」は売ってなかった…) いや~…混んでましたね。 平日でこんなだったら土日は見れないだろうな~…。 とにかくよかったです~。 第1章は「…

北斎 生誕250年記念

今日の昼間、日本テレビで『葛飾北斎 生誕250年記念』番組をやってました。 …いやあ、鮮やかでしたね。 葛飾北斎と言えば、「冨嶽三十六景」で知られる江戸後期の浮世絵師です。 始めて「名所絵」と呼ばれる風景画を芸術に高めた絵師で、彼の絵はヨーロッパ…

『THE ハプスブルク』展

上野から地下鉄を使って六本木の国立新美術館に行きました。 新美術館は待ちに待った『THE ハプスブルク』展です。 いやあ…晴れてましたねえ…。 ホントに楽しみにしていたので、スキップで入りたいくらいでした。 しかし、入ってすぐ1室目にして「ハプスブ…

『すぐわかる 源氏物語の絵画』

源氏絵と呼ばれる屏風や画帖や扇絵が中世から近世にかけて大量に作られました。 中世の始めには源氏絵の虎の巻のようなものがあって、各巻のどの場面を描くのかが決められていたようですが、全巻を網羅する画帖などの大事業ではそれぞれ新しい試みがなされて…

『ルーヴル美術館展』―17世紀のヨーロッパ絵画―

上野の国立西洋美術館でやっている『ルーヴル美術館展―17世紀のヨーロッパ絵画―』を見てきました。 ルーヴル美術館と言えば、『モナリザ』や『ミロのヴィーナス』で有名ですが、今回はフェメール、 レンブラント、ルーベンスなどキラ星の如く絵画の巨星が出…

松園で書き残したこと

前回の『上村三代展』の話で時間ギリギリになってしまい、書き損ねたことをここで。 (思ったより、画像の取り込みに時間がかかって、0時過ぎてしまったけど…) 上村松園の絵で特徴的なのが、美しい線とその柔らかな色使いでしょう。 色使いは江戸時代から…

『上村三代展』

今日、明日はカタイ話はお休みしまして、展覧会のレポートをお送りします。 まずは日本橋高島屋で開催中の『上村松園・松篁・淳之三代展』です。 日本画の大家・上村松園は近代美人画の第一人者であり、日本の女性として初めて画業で生計を立てた人で、女性…