#歴史

『おんな城主 直虎』展

江戸東京博物館に特別展『おんな城主 直虎~戦国!井伊直虎から直政へ~』を観に行って来ました。 いやあ、これに合わせて他のを待ってたのに、すっかり遅くなって、あと1週間になってしまったよ(-_-;) 大河ドラマ特別展は大体行ってます。 今回の目玉は、…

「信長と弥助―本能寺を生き延びた黒人侍」

久しぶりに行った本屋さんで(隣のビルに大型店が入った為に、そっちの本屋ばかり行っていた)、山積みになってた本です。 「弥助」の名を見て、歴史好きな人ならすぐに…とは、言いませんが、信長好きな人の半分くらいならすぐに、 「ああ、黒人のね…」って、…

『真田丸』展

両国の「江戸東京博物館」にて行われている、大河ドラマと連動した特別展を見てきました。 大河ドラマ特別展は「江」の時以来です。 (「八重」も「官兵衛」も行きたかったんだけど、忙しくて行けなかった…) 今回の見所はなんでしょうねえ…。 有名な信繁の画…

『バーミヤン大仏天井壁画』展

東京国立博物館を出て右に上って行くと、東京藝術大学大学美術館があります。 そこでは、「黄金のアフガニスタン」展と平行?して、『アフガニスタン特別企画展 バーミヤン大仏天井壁画~流失文化財とともに~』を行われています。(無料です) メインは、この…

でたーっ!ストライキからの!

今日はゼネラルストライキでした。 事前に現地の旅行会社の人から聞いていたんですが、すっかり忘れてて普通に観光しようとしてしまいました(;´∀`) なんか閉まってるな〜と、思ったけど、この↑貼り紙見るまで忘れてた…。 アテネ来ると不況はあんまりピンと…

「クレオパトラとエジプトの王妃展」

東京国立博物館に「クレオパトラとエジプトの王妃展」を観に行きました。(2週間以上前…) 前にも「女王と女神」とか言う似た企画があったので、正直どうしようかな~と言う感じだったんですが、見所の「ティイのレリーフ」が良さそうだったので行くことにし…

『契丹―草原の王朝』展

昨日は代表戦の前に上野に契丹展を観に行ってきました。 いや~、上野が激混みでしたね! 平日とは思えない賑わいで、「何かあったのか?」と思う程でした。 とは言え、芸大の方はその喧騒から離れていてワリとゆっくり観れました。 契丹と言えば、10世紀初…

『平家物語の女性たち』永井路子

先日、図書館で本をお取り寄せして借りたんですが、まさかの4冊中2冊が持っている本でした!! (「用意出来ました」メールで確認したときに、薄々気付いてはいましたが…) そして、この本を紹介しよう…と探してみたら、全然見つからない 学生時代に買って、…

『源平争乱と平家物語』上横手雅敬

やっと、読み終わった~!! 一緒に読んでいる本が恐ろしい程手強くて、ナカナカこっちも読み進めませんでした。 上横手先生の本はもともと何冊か本棚にありますが、大河の流れで新しく買い足した本です。 内容は『平家物語』の信憑性と、源平争乱…特に平家…

「平清盛」展 後編

江戸東京博物館に「平清盛」展を観に行ってきました。 まあ、今回はご老人の時間を避けて夕方に行ったので、比較的空いていましたね。 さて、後半の目玉はなんと言っても、『平治物語絵巻断簡 六波羅合戦「落ゆく義朝主従」』でしょう! 鎌倉時代に描かれた…

「平清盛」展 前編

江戸東京博物館に「NHK大河ドラマ50年 特別展『平清盛』」を観に行ってきました。 去年も「『江』展」のついでに初詣行ったな… なんて思いつつ、力士のウロウロする両国へと行きました。 さて、初めの見所は『仏舎利相承系図』です! これは鎌倉時代に作…

吉野ヶ里公園②

吉野ヶ里公園の北の端にあるのが、北墳丘墓です。 村からのコースをマジメに歩くと、最後の方になりますが、結構充実してました。 手前に見えるのが、庶民が葬られた甕棺墓列です。 この地に2900基埋葬されていて、そこから隔離されたところに墳丘墓がありま…

吉野ヶ里公園①

東妙寺を出て北に行くとすぐに吉野ヶ里公園東ゲートに着きます。 何だかんだで初の吉野ヶ里です。 弥生時代の集落見ても、そんなに盛り上がれないかなあ…なんて思ったりもしましたが、いやあよかったです。 入り口から本格的で、集落を守る塀の内側に杭が並…

筥崎宮

東妙寺から、ひとつトバして筥崎宮へ行って参りました。 大分・宇佐神宮と京都・石清水八幡宮と並ぶ日本三大八幡宮に数えられる筥崎宮ですが、実はあんまり知らなくて、目的は例の「敵国降伏」の扁額くらい… JRから行ったので裏から入って、左手回ったらな…

東妙寺

1年の計は元旦にあり―と、言いますが、とりあえずサッカーばっかじゃなくてヤル気あるところを見せたいので、書初めに当たる本日は歴史ものの更新です。 本も何十冊も読んでいるんですが、なんか書く気しなくて…。 サガン鳥栖昇格の興奮の中、ついに行って…

増上寺―特別公開「徳川霊廟」

国立博物館の後は芝の増上寺に行きました。 大河ドラマ『江』を記念して、5月から徳川霊廟の一般公開が行われています。 それまでも団体の事前申し込みは受けていたようですが、いきなり団体にはなれないのでこの機会を逃す手はありません。 ご存知、代々の…

聖杯の血統~イエスの隠された系譜~

さて、今回紹介するのはスコットランド古代学協会研究員であるローレンス・ガードナーの『失われた聖(アーク)櫃~謎の潜在パワー』に続く第2弾『聖杯の血統~イエスの隠された系譜』です。 どういう本かと言いますと、ダビデ王から連なるメロビング王家の血…

『本能寺の変 信長の油断・光秀の殺意』

この「歴史新書y」シリーズの評価は未だ、決め兼ねるのですが、ピンポイントの事件に関する考察としては手軽で面白いシリーズだと思います。 織田信長を家臣の明智光秀が討った「本能寺の変」について、書かれたものは多数ありますが、明智光秀に的を絞った…

『歴史ドラマの大ウソ』

本の紹介です。 これ、カッコなかったら私の意見みたいなタイトルですよね。 けっこう話題の本だったと思うんですが、ワリとすぐに図書館で借りて読みました。(今は持ってる) 産経新聞の編集委員である著者の知識の深さに感嘆し、すぐにでもブログで書いたよ…

「江~姫たちの戦国~」展③

②の最後でこの展示会の巡回を書いて、江も旅してるな~…などと思って見ると、でも戦国一旅をしたのは淀殿なんでしょうね。 秀吉の小田原攻めの総仕上げのときに呼ばれていたのは大河でもやっていましたが、そのあとは朝鮮出兵に従って名護屋城へも行っていま…

「江~姫たちの戦国~」展②

さて、今回の最大の目玉は何と言ってもこの『浅井長政夫人像』です。 ご存知、茶々・初・江三姉妹の母にして、織田信長の妹。 絶世の美女と謳われた「お市の方」です。 正直、この肖像は私の人生を変えたと言ってもいい1枚です。 女性史に興味を持つように…

「江~姫たちの戦国~」展①

江戸東京博物館で、2011年NHK大河ドラマ特別展「江~姫たちの戦国~」を観てきました。 いや~、ハンパなく面白かったです。 大体、女性史の展覧会って少ないですからね。 残念ながら、淀像などのメインの展示の一部が終わっていましたが、それでも見応え…

戦国武将の手紙を読む 浮かびあがる人間模様

今回、紹介するのは『戦国武将の手紙を読む 浮かびあがる人間模様』です。 前回に引き続き小和田哲男著の本ですが、続けて読んでいるワケではなく、間に聖書関係の本を何冊か読んでいます。(難し過ぎて、とても紹介出来ませんが) 内容はタイトル通り、戦国武…

『戦国三姉妹 茶々・初・江の数奇な生涯』

来年の大河に向けて、たくさん本が出ています。 中でも近江史が専門の小和田哲男氏の出版はズバ抜けて多いですし、その内容も群を抜いています。 (しかし、似たような本が多いね…) 茶々・初・江は近江の浅井氏の小谷城で生を受けました。 父は家臣のクーデタ…

『誰がアレクサンドロスを殺したのか?』

今日、紹介するのは、病理学者の難波絋二著『誰がアレクサンドロスを殺したのか?』です。 タイトル通り、この本は東征からの帰還中に死んだアレクサンドロス大王の死の原因を専門家である作者が当時の文献や、現代に至るまでの各説を検証していったもので…

義経の登場―王権論の視座から⑤

以仁王の令旨と、その死によって激動の時代が始まります。 兄である頼朝の挙兵を知った義経は黄瀬川に鎌倉軍を訪ねました。 この義経の登場で重要なのは、頼朝が「九郎」という歳の離れた弟がいて、それが自分を訪ねてくるかも知れないと思っていたことです…

『東大寺大仏 天平の至宝』展

昨日は仕事を休んで、東京国立博物館で行われている『東大寺大仏』展を観て来ました。 正直、このレベルの展覧会にしては展示品が少なかったです。 もちろん、大仏はありません(笑) メインは上図の八角燈籠でしょうかね。 これは実際に東大寺の大仏殿の前に…

義経の登場―王権論の視座から④

帝の近くに寄れる貴族はある程度の身分が必要となりますが、リタイヤしている院の近くにはわりと誰もが出入り出来、白拍子なども出入りしていました。 院の近臣と呼ばれた貴公子はそこまで低い身分ではありませんが、隆家流の信頼のように藤原氏の支流の一族…

義経の登場 王権論の視座から③

う~、一ヶ月以上空いてしまった…。 しかし、紹介したい本が詰まっているので、急がねば。 前回までは、母親である常盤御前から義経の貴族社会での位置に迫りました。 鞍馬寺を出た義経は奥州へ向かいました。 この奥州にいたのが、父・義朝と共に「平治の乱…

義経の登場 王権論の視座から②

「平治の乱」で義朝側が敗れると、常盤は子供たちを連れて身を隠します。 後に義経が全国指名手配になった時も常盤は逃亡を余儀なくされますが、彼女にはそれを援護する存在がいました。もちろん、九条院他の高貴な女性たちです。 平家に母親を捕らえられた…