福岡旅行①

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旅行疲れでヘロヘロの中、何とか今週の仕事も無事に終えました。
そこで、先週の福岡旅行(鳥栖行ったんじゃ…)のレポートをまとめていきたいと思います。
 
 
福岡空港から地下鉄の1日乗車券を買って、そのまま福岡市博物館へ向かいました。
私たちのお目当ては何と言っても金印
おなじみ志賀島で発見された国宝『漢委奴國王』金印です。
 
この金印、天明4年(1784)に小作人の手によって畑から発見されました。
地主が奉行に持って行き、奉行は福岡藩に献上しました。
そして、福岡藩儒学者の亀井南冥に判定を依頼し、彼はすぐにそれが『後漢書』にある金印そのものではないかと見切ったのです。
 
儒学者なら当たり前とか思うかも知れませんが、この五文字を見てすぐに『後漢書』の文章を思い出すとはスゴイ教養人だったんだなあ…と、思わずにはいられません。
この場合、亀井南冥がインチキ儒学者でなかったから、紆余曲折なくしてすぐにそうだということになったんです。
 
もし、なんだか分からないままだったら、どこに行ってしまったかも分からないじゃないですか。
まさに今も福岡にあるのはこのおかげです。
実際、東京の国立博物館に行ったまま帰らない可能性もあったのですから…。
 
発見というのはまさにそうで、それが何だか分かる人なくして発見にはならないんですね~。
 
さて、実際目にした金印…「ちっさいな~」と言うのがお決まりの感想なんで、それは置いといて、暗くてよく分からない… 照明暗すぎやしませんか…?
絵じゃないんだから。
 
でも、この博物館、すごくキレイでした。
私は20年程前にこの地に行ったことがありまして、『よかトピア』という博覧会に来て以来で、そこで飲んだ麦コーラの味は今も覚えています。
 
古代の展示に力を入れてありまして、そのからは遣唐使などを交えた福岡の歴史が中心となりますが、福岡の歴史は中央の歴史とものすごく密接に関わりますから、面白かったです。
 
特別展示室には豊臣秀吉石田三成などの直筆の書状などもあり、地方館とは思えないオールスターラインナップでした。
 
そして、私個人すごく楽しみだったのが、ギリシアキプロス沖で見つかった紀元前3世紀の貿易船キレニア号を実物大で復元したものが建物の北側にあります。
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船の前側に目があるところがギリシアの古代船の特徴です。
すっごくいいのですが、芝の上って…。
南の噴水の中に置けなかったのかな~?と、ちょっと残念
 
この時は特別展で『黄金の都シカン展』をやっていて、すっごく面白そうだったけど、時間がなくて断念してしまいました。
売店だけでもすごくよかった…。
アルパカの置物がカワイ過ぎで、一個目の場所じゃなかったら買ってたかも…。
 
とりあえず、金印スタンプ買いました(笑)