#小説
先日、直木賞作家の時代小説家・杉本苑子氏が亡くなられました。 代表作はやっぱり、世阿弥の人生を書いた「華の碑文」でしょうか。 舞台になった作品も多いだけでなく、舞台の原作を手掛けるなど、能に限らず演劇に造詣の深い方でした。 (と、いうか、そっ…
図書館で「新着の本」を検索していて思わず見つけた本です。 名木田恵子著『小説 キャンディ・キャンディ FANAL STORY』― 名木田恵子氏…『キャンディ・キャンディ』の原作者で、この名前でアニメのオープニングとエンディングの作詞もなされていま…
ようやく『容疑者Xの献身』を読みました。 かなり前に買っていたんですが、その時読む本が立て込んでいてすぐに姉に貸したら全然戻って来ず、 ようやく先週返して貰いました。 なぜか私は本を返して貰えないエピソードって結構あるんですよね…。 ハナシは戻…
本日紹介するのは、杉本苑子著の『長勝院の萩』です。 主人公「お万の方」は徳川家康(最初は松平元信)の最初の側室で、家康の次男・秀康(のちに結城姓となる)を産んだ人です。 家康は今川家の人質だった駿河時代に正妻の築山殿との間に嫡男・信康を得ていま…
う~…、具合悪い…。 早退してしまった。 しかし、空き過ぎるので、ここはオススメの本で更新します。 『影の系譜―豊臣家崩壊―』(杉本苑子著)です。 主人公は誰だろう…?秀吉の姉・「とも」でしょうか? 豪農出身のともが思いがけない弟の出世で引き上げられ…
すこしご無沙汰しておりました。すみません。 今日、紹介するのは杉本苑子著『散華―紫式部の生涯』です。 物語は少女の紫式部が先祖の墓参りするところから始まります。 シンデレラガールとなったその人への思いから、紫式部の果てしない思考はスタートしま…
どうも偏っている感じなので、今回は変わったものを。 ジョン・アーヴィング『また会う日まで』に会ったのは、新聞での推薦図書の欄で、 推薦者は爆笑問題の太田さんでした。 なにせ上巻だけで、566ページもあるのでとりあえず上巻だけ図書館に予約を入れた…
昨日のブログはタイトルがよくなかったみたいで、外国サッカーの記事を期待してた方いたら悪かったなあ…。 小学校時代からロクに課題図書を読まず、(小中高で読んだ課題図書2冊だけだよ…)解説のみで 読書感想文を書いてきたのは将来いっぱい書くからなんだ…
前回の『女帝の歴史を裏返す』に関連して、本日は杉本苑子氏の著作『月宮の人』です。 物語は戦国時代、尾張の大名・織田信長(説明要らないよね)の妹、お市の方に仕えた 「井之口の尼・栄信」の語りから始まります。 「栄信」は元々浅井家の遠縁で、召し出さ…
ウッカリ代表戦を観るのを忘れ、書くこともないので本の紹介です。 (再放送観ようとしたが、『歴史ヒストリア』の録画が始まってしまいBSも観れなかった…) 永井路子氏の『望みしは何ぞ』は平安時代の後期の話で、主人公は藤原能信という道長の子供です。 …
今日、紹介するのは永井路子著『執念の家譜』です。 永井氏の専門の鎌倉幕府創世期の話で、主人公は三浦光村。 三浦義村の次男です。 三浦氏はその名の通り、三浦半島を本拠地とする豪族で、源頼朝の挙兵の当初から付き従っていました。 頼朝が鎌倉に幕府を…