増上寺―特別公開「徳川霊廟」

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国立博物館の後は芝の増上寺に行きました。
大河ドラマ『江』を記念して、5月から徳川霊廟の一般公開が行われています。
それまでも団体の事前申し込みは受けていたようですが、いきなり団体にはなれないのでこの機会を逃す手はありません。
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ご存知、代々の徳川家の将軍は日光東照宮に祀られている家康・家光と谷中霊園に眠る慶喜を除いて、上野の寛永寺とこの芝の増上寺に葬られています。
 
東照宮に比べ格下感が否めはしませんが、この二寺にも豪奢な霊廟が乱立し(いや、乱れちゃいないけど…)、全てが国宝となっていたそうです。
太平洋戦争の戦火で両寺の霊廟はことごとく灰となり、今は白黒写真でしかその栄華を知る術はありません。
 
とはいえ、昭和33年に学術調査が行われ、江戸城の守りとなった将軍とその御台所の姿が確認されました。(よく暴いたなあ…)
 
さて、増上寺は上の写真でも分かる通り、東京タワーと切っても切り離せないと言うか、観光の場合セットのような関係です。(大体の写真撮ったら背景に入る)
私も前はついでに行ったもんです。
 
さて、徳川家の霊廟は本堂の右手奥にあります。
拝観料500円を払って記念品を貰い、中に入った右奥に秀忠と江が合祀されている石塔があります。
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「二人は仲よかったんだなあ…」と、思いがちですが、秀忠の宝塔が消失したので、江の石塔を使用したそうです。
なので、周りから見るとひと際小さいです。
しかもこれ、例年というか今までは秀忠の立て札しかなかったんですね~。
とりあえず神妙に手を合わせ、他の塔にも参りました。
 
ここには他に、家茂と和宮の塔が並んで建っています。
平日の夕方だったので人も少なく、都心とは思えない木々の中で守り神となった御霊に思いを馳せました。
 
今年いっぱい公開しているんでしょうかね?
休みは特にはないようですが、増上寺の行事とぶつかると公開していないそうですので、各自ご確認を。夕方4時までの拝観となっています。
 
そういえば私は淀殿の墓参りもしたので、初のも探そうかな?と思いました。